障害者就労のピアから障害をこえた職場・地域のピアを探るー共に働く街を創るつどい2012 ご案内

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: 共に働く街を創るつどい2012「ピアサポートによる障害者就労支援―その可能性と環境」
日時:2012年12月9日(日)13:00~16:30(12:30開場)
会場:越谷市中央市民会館4階第16~18会議室


第1部:レポート 越谷でのピアサポートによる障害者就労支援
清水 賢吉さん(世一緒ファシリテーター)

第2部:パネルディスカッション
   パネラー: 
飛田 まりさん(ピア不在の職場で働く障害者)
塚原 雄大さん(社内の相談や実習者フォローをしている障害者)
鎌倉 賢哉さん(NPO法人越谷らるご事務長)
永野 勝さん (越谷市職員組合委員長)
日吉 孝子さん(世一緒ファシリテーター)
   金沢 雄三さん(ミノミ化学株式会社社長)
コーディネーター:朝日 雅也さん(埼玉県立大学保健医療福祉学部教授)
コメンテーター  藤岡 廣明さん(埼玉県就業支援課主幹)
         高橋 成人さん(越谷市障害福祉課課長)

参加費:600円(資料代) 手話通訳有り

主催:特定非営利活動法人障害者の職場参加をすすめる会(代表理事・鈴木 操)

お問い合わせ先:〒343-0023 埼玉県越谷市東越谷1-1-7須賀ビル 職場参加ビューロー世一緒
048-964-1819(TEL&FAX) e-mail:shokuba@deluxe.ocn.ne.jp

なぜいまピアサポートなのか?働くとは常に他者との共同作業。だがその共同が競争や差別をはらみ、人を孤立、排除に追いやってはいないか?だからこそ、立場を同じくする者同士がつながる。ピアサポートは社会的ハンディをもつ人々の取組みが始められているが、事業主を含む他の人々にとっても重要なヒントとならないか。そして、働く人々のピアサポートの元祖・労働組合のいまは?
 障害の有無をこえて誰もがピアとなる街をめざして。
誰もがピアとして共に働き共に生きる街を探ろう

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写真は昨年開かれた共に働く街を創るつどい2011)

            共に働く街を創るつどい2012      2012.12.9

長期不況の下、障害者に限らず雇用・就労をめぐる情勢は厳しさを増しています。さまざまな対策が講じられてきたにもかかわらず、非正規労働と生活困窮者は増え続けています。

障害者・高齢者をはじめ、さまざまな就労困難者への支援が強化されてきましたが、社会状況の深刻さに加え、自分を無力で無価値な存在でしかないと思い知らされた本人の状況の深刻さが、支援が必ずしも生きてこない要因になっていると考えます。

当会では発足以来ピアサポートによる障害者就労支援をめざし、特に2005年以降、越谷市から運営を委託された障害者就労支援センターと本部事業の拠点である職場参加ビューロー世一緒において、さまざまな試みを続けてきました。当会のピアサポートは、1)気軽に立ち寄って話せる 2)共に働いたり 動きながら 考え合える 3)さまざまな障害当事者や家族・関係者に相談できる という三要素を基本として取り組んでいます。

具体的な取り組みが8年目を迎えたいま、これまでをふりかえりつつ、多角的な検証を加えたいと考えています。
他の地域、異なる状況で、ピアサポートによる障害者就労支援をどう考えられるか、障害者ではない就労困難者にとってのピアサポートは、また職場の同僚、事業者にとってピアサポートとは、さらにピアサポートを活かせる環境とは などを考えてみたいと思います。

ピアとはいうまでもなく同じ立場を共有する仲間という意味ですが、当会のめざすところは、異なる立場の人々同士が互いに出会い、せめぎあう職場や地域を共有しながらやがてピアになってゆくことです。その意味で、障害者のピアから出発しながらも、障害のない人々を含むピアの展望を考えて行きたいと思います。

関係機関、団体の方々や関心ある市民の皆様のご参加・ご協力を、切にお願い申し上げます。

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