恩間新田先住者 新坂きみ子 逝く

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12.20
新坂きみ子さん逝く。生まれ育った恩間新田に、18年前、相続代わりにくらしセンターべしみと生活ホームもんてんを建て、ここで61歳の人生を全うす。
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 30年余り前、わらじの会の在宅重度障害者が地域で生きる道を探るべく、自立に向かってはばたく家準備会を結成、制度も皆無の中で活動し始めた頃、すでに嚥下困難があり、その後目が見えなくなり、言葉も発せなくなり、顔面筋も動かなくなった。最近では34度の低体温になることもしばしば。周りの手を借りながら、ここまで生き抜いたのは驚異的だ。
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これも、元来どんなに寒くても、ハードな仕事でも、街に出かけられるとなれば内容を問わず「い~く~よ~」と叫ぶ行動派であったからか。
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至近距離に住む親族と協議の結果、葬儀を彼女自身のマイホームともいえるべしみ・もんてんで行うことになった。

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 1985年のわらじの会例会で綱引きに参加するきみ子さんのはじけるメモリー。

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