支え合い、育ち合い 2023.2.1 すいごごカフェ 山田ゆう子さん(越谷市民ネットワーク、市議)【後編】
前編→https://room-yellow.seesaa.net/article/499339829.html
こども食堂を軸に活動した2期目
2期目の活動の中心は、だんだんこども食堂に移っていった。1期目の後半から私が関わっているぽらむの家というこども食堂はもう7年目になる。夜にご飯を作ってみんなで食べて、その後は自由時間といった感じだったんだけど、途中からコロナでできなくなり、今はお弁当を配布する形でやってる。でも最近は決まった人しかお弁当を受け取れなくてどうしようかなと思っているところ。そうした悩みは尽きないけど、こども食堂という場所があるからこそ、そこに来るいろんな人達の出会いがあって、そこから必要だと思う活動をやったり、困り事の解決に当たることができるし、かけがえのない場所になっているなと思う。今越谷市内に一人親家庭は2000世帯以上あるんだけど、その人達を対象に月に1回いろんなところから集まった寄付の食料を配布する、フードパントリーという活動も少しずつ始めている。
もう1つ、2期目で自分の軸になったのが、先輩女性議員達との出会いだった。全国フェミニスト議員連盟という女性議員のグループがあって、そこの共同代表をやらせてもらうことになって。大会を企画させてもらったりする中で、全国で道を切り開いてきた百戦錬磨の女性議員達にいっぱい出会えて、議員同士でないとわからないアドバイスをもらったり、すごく勇気づけられた。この活動も私の中ですごく大きな活動になっている。
そんなこんなで8年間、その時々でぶつかる問題に一緒に悩みながらも取り組んできた。振り返ってみると、議員の仕事はこんなに苦しくてこんなに楽しいことはないなぁというのが、私の実感。社会のいろんな面が見れるし、いろんな人がいるんだということがわかるし、そしてその出会った人達が抱えている問題や思いを共有して、一緒に動くことがすごく楽しいしやりがいのある仕事だなと思う。だから議員の仕事は好き。もちろん評価は私じゃなくて外から見てる人がすることだけど。
女性の政治家を増やしたい
だけど、訴えてきたことや取り組んできたことが解決したのかというと、全然解決されてない。小さなことで改善できたことはあるけど。原因の1つは、物事を決める場に女性が少なすぎて、私の言うことがなかなか伝わっていかないということ。今、岸田首相も子育てをしている間に資格を取れみたいなことを言って袋叩きにあってるけど、まさにそういうことで。みんな思ってると思うけど、女性のことだけじゃなく、暮らしているいろんな人達の実感をわかってる政治家がいない。だからこそ、女性の政治家を増やしていきたいと強く思う。ただ一方で、女性が家事、育児を全部やらなければならないって状況では、議員生活を続けることは厳しい。実際に1期、2期をやっていても、家や子どものことを考えるとやっていけないから、3期目は出ないっていう女性議員はすごく多い。そういう話を聞くたびに、議会とか役所の割合を男女半々にしなきゃ変わらないんじゃないかと思って、社会を変えていくために頑張ろうと思ったりするところ。
女性の貧困、議会改革など、やりたいことはたくさん!
今後取り組みたいことは、子どもの不登校。不登校の数は全国的にも越谷市内でも毎年どんどん増えている。実は私の長男も不登校で自分の問題としても悩んでいるんだけど、子供本人もそうだけど、相談する先がなく悩んでいる親御さんがすごく多いということを日々感じている。もう1つは、女性の困りごと相談会を越谷で定期開催したいということ。こども食堂で出会うお母さん達は、コロナで仕事がなくなったとか、旦那の暴力とかいろんなことで精神的に辛い状況になっている人が本当に多くて。女性側はなかなか自立できない環境にあることも大きく、女性の貧困が目立つ。だから、いろんな面をカバーできるような相談会をやりたい。
あとは、議会改革。今度の4月に選挙があって、それでもし当選できたら私は3期目になる。1期目、2期目では、女性議員ってだけでいじめられたり、少数会派だからってことでいじめられたりした。でもそういうのも3期目になるとある程度耐えられるし、自分にも発言力が出てくるのかなと思ったりもしていて。今の越谷市議会も平気で暴言を吐いたりする人がいるようなところだから、正していきたいと思っている。
こども食堂を軸に活動した2期目
2期目の活動の中心は、だんだんこども食堂に移っていった。1期目の後半から私が関わっているぽらむの家というこども食堂はもう7年目になる。夜にご飯を作ってみんなで食べて、その後は自由時間といった感じだったんだけど、途中からコロナでできなくなり、今はお弁当を配布する形でやってる。でも最近は決まった人しかお弁当を受け取れなくてどうしようかなと思っているところ。そうした悩みは尽きないけど、こども食堂という場所があるからこそ、そこに来るいろんな人達の出会いがあって、そこから必要だと思う活動をやったり、困り事の解決に当たることができるし、かけがえのない場所になっているなと思う。今越谷市内に一人親家庭は2000世帯以上あるんだけど、その人達を対象に月に1回いろんなところから集まった寄付の食料を配布する、フードパントリーという活動も少しずつ始めている。
もう1つ、2期目で自分の軸になったのが、先輩女性議員達との出会いだった。全国フェミニスト議員連盟という女性議員のグループがあって、そこの共同代表をやらせてもらうことになって。大会を企画させてもらったりする中で、全国で道を切り開いてきた百戦錬磨の女性議員達にいっぱい出会えて、議員同士でないとわからないアドバイスをもらったり、すごく勇気づけられた。この活動も私の中ですごく大きな活動になっている。
そんなこんなで8年間、その時々でぶつかる問題に一緒に悩みながらも取り組んできた。振り返ってみると、議員の仕事はこんなに苦しくてこんなに楽しいことはないなぁというのが、私の実感。社会のいろんな面が見れるし、いろんな人がいるんだということがわかるし、そしてその出会った人達が抱えている問題や思いを共有して、一緒に動くことがすごく楽しいしやりがいのある仕事だなと思う。だから議員の仕事は好き。もちろん評価は私じゃなくて外から見てる人がすることだけど。
女性の政治家を増やしたい
だけど、訴えてきたことや取り組んできたことが解決したのかというと、全然解決されてない。小さなことで改善できたことはあるけど。原因の1つは、物事を決める場に女性が少なすぎて、私の言うことがなかなか伝わっていかないということ。今、岸田首相も子育てをしている間に資格を取れみたいなことを言って袋叩きにあってるけど、まさにそういうことで。みんな思ってると思うけど、女性のことだけじゃなく、暮らしているいろんな人達の実感をわかってる政治家がいない。だからこそ、女性の政治家を増やしていきたいと強く思う。ただ一方で、女性が家事、育児を全部やらなければならないって状況では、議員生活を続けることは厳しい。実際に1期、2期をやっていても、家や子どものことを考えるとやっていけないから、3期目は出ないっていう女性議員はすごく多い。そういう話を聞くたびに、議会とか役所の割合を男女半々にしなきゃ変わらないんじゃないかと思って、社会を変えていくために頑張ろうと思ったりするところ。
女性の貧困、議会改革など、やりたいことはたくさん!
今後取り組みたいことは、子どもの不登校。不登校の数は全国的にも越谷市内でも毎年どんどん増えている。実は私の長男も不登校で自分の問題としても悩んでいるんだけど、子供本人もそうだけど、相談する先がなく悩んでいる親御さんがすごく多いということを日々感じている。もう1つは、女性の困りごと相談会を越谷で定期開催したいということ。こども食堂で出会うお母さん達は、コロナで仕事がなくなったとか、旦那の暴力とかいろんなことで精神的に辛い状況になっている人が本当に多くて。女性側はなかなか自立できない環境にあることも大きく、女性の貧困が目立つ。だから、いろんな面をカバーできるような相談会をやりたい。
あとは、議会改革。今度の4月に選挙があって、それでもし当選できたら私は3期目になる。1期目、2期目では、女性議員ってだけでいじめられたり、少数会派だからってことでいじめられたりした。でもそういうのも3期目になるとある程度耐えられるし、自分にも発言力が出てくるのかなと思ったりもしていて。今の越谷市議会も平気で暴言を吐いたりする人がいるようなところだから、正していきたいと思っている。
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