子どもを取り巻く環境を 2022.10.5 大田ちひろさん(越谷市議会議員)【前編】

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頑張る姿勢を子供達に見せたくて

 2020年11月から市議会議員になった。今日はどうして議員になったか、活動のことなどを紹介したいと思う。

 私は高知県出身。結婚して、夫の仕事の関係で東京、筑波と引っ越してきた転勤族だったけど、その後に越谷に来てからは11年になる。出産と子育てで忙しい普通の専業主婦をしていた。そんな中でコロナが流行って。最初は家族でしっかり感染対策をしてたんだけど、でもだんだんと子供はそんなに重症化しないという傾向がわかってきた時、子供にマスクをさせることへ抵抗感があった。自分のわがままなのかなとも思ったんだけど、でも人それぞれの考えがあるんだから認めてほしいなっていうのが正直な気持ちだった。SNSでそんな思いを発信していたら、友達が辻さんの県政レポートを紹介してくれて。「ワクチンや今の感染症対策は本当にこのままでいいんだろうか」と書いてあって、議員でこんなことを言ってくれる人がいるんだ!と思って、それをネットで拡散していたら辻さん本人から連絡をいただいて、お会いすることができた。ちゃんと耳を傾けて話を聞いてもらえたことがすごく嬉しかった。

 その中で、山田さんとかにも協力してもらって、子供のマスクに関して、暑いと思ったら自分で判断して外せるように要望書を出したりしていた。そしたら山田さんから「今度選挙があるので出ませんか」と言われて。その時まで議員という仕事に関して考えたことはなかったんだけど、3期やったら議員を交代しなきゃいけない等の市民ネットのシステムに共感したし、何より、山田さん、清水さん、辻さんが、大変なことはいっぱいあると思うんだけど楽しそうに活動していて。子供が子供らしく過ごせることを求めていくことは一人の母親としてもやっていきたいことだったし、批判や批評をするだけじゃなくて、現実が変わらなかったとしても前向きに建設的に訴えていきたいという姿勢を、私も子供達にも見せていきたいなと思うところがあった。子供もまだ小さいからと家族は大反対だったんだけど、「子育てをやるためには私にはこの活動が必要なんだ」と話して、現在に至る。


女性の働き方を社会全体で考えてほしい

 去年は子供達は小5、小3、年長、年少だった。選挙活動って朝8時から夜8時までやる人はやるんだけど、私は子供達を朝は送っていってから、帰りも迎えに行ってお友達にちょっと面倒を見てもらってる間に活動をして、夕方の駅頭が終わったらもう18時だからもう「早く帰りなさい」って帰してもらって。でも、いざ当選して18時まで子供を預かってほしいって話を幼稚園にしたら、定員いっぱいで入れませんと言われて。それで結局転園したんだけど、普通の主婦が働くとなった時に、子供の預け先はどうするかとか、お給料から預けるお金を引いたら少ないとか、働こうとする時にはすごくいろんな壁があるんだなと感じた。女性は社会の働き手として期待されているところは大きいのに。


「いいなぁ」と思えるつながりを求めて

 私が選挙に出るって決まった時からいろんなことがあって、SNSで結構批判的な意見ももらってへこんだりもしたんだけど、今はそれを上回る「いいなあ」って思えるつながりがいっぱいもらえたこと、それを仕事にしてありがとうと言われることが嬉しい。社会って、えらい人がちゃんとうまいこといくようにやってくれてるだろうって思ってたんだけど、全然そんなことないんだって気がついた。

 今日の話題、子供を取り巻く環境をってことなんだけど。子供の自殺や不登校がすごく増えてる。学校の先生も足りてない。先生の数は法律で決まってるんだけど、その数では間に合わないからといってプラスアルファで県がお給料を出す加配の先生の人数が決まっているんだけど、越谷市は35校ある中で22校先生が足りてない現実がある。これは先生にもよくないし、もちろん巡り回って子供達にも影響してくるわけで、子供達が学校で自分らしく過ごせるようなことを伝えていきたいなと思う。

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【後編】https://room-yellow.seesaa.net/article/502742491.html

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